Cube Voyage

ルービックキューブの速いそろえ方、解き方、最速攻略法、解法、スピードキューブ、LBL法など

ルービックキューブサークルについて

この記事はSpeedcubing Advent Calendar 2014の一環として執筆されています。

田Φこと田中です。(Twitter)
キューブ界に資する内容で私が書くにふさわしい記事とはなんだろうか、と考えた時に、自分がTRCCの(ほぼ)初期メンバーであり様々なサークルの立ち上げ、解消を見てきた立場であることを考えたのでそのことについて書きます。
この記事はあくまで2014年11月末時点のものなので、その後についてはまた変化があるでしょう。

大学のキューブサークルってどれくらいあるの?

まず、そもそも大学のキューブサークルとして何がある(あった)のかから振り返りたいと思います。

現在あるもの
・東京大学 : TRCC (2009~)
・筑波大学 : TsuCube(つきゅーぶ) (2009~)
・早稲田大学 : WRCC (2010~)
・京都大学 : KUbers(きゅーばーず) (2012~)
・慶応義塾大学 : KRCC (2012~)
・東北大学 : 東北大学ルービックキューブサークル (2014~)
・北海道大学 : 北海道大学ルービックキューブサークル (2014~) ※
・静岡大学 : 静岡大学パズルサークル (2014~) ※
すでに解散したもの
・同志社大 : (2007~?)
・東京工業大学 : cutech (2011~2013)
・専修大学 : (2011~?)
・大阪工業大学 : (2011~?)
・宮崎大学 : (?) ※
※印のものについては筆者は活動の状況を把握しておりません。

リストアップするとめちゃくちゃありますね・・・びっくりしました。
やはり関東にやや集中しているものの、その他の地域にもサークル設立の流れはあるようです。
高校でも同好会が設立されたという話は聞いたことがありますね。社内サークルも1つ確認しております。

現在あるサークルはどんなところ?

ただ名前だけ羅列してもしょうがないのでちょっとずつ紹介してみましょうか。

・東京大学 TRCC HP
2009年設立と関東のキューブサークルでは筑波と並んで草分けですね。
(大)学生なら誰でも参加できます。毎週月曜18時から駒場で集まります。
メンバーは日本トップレベルばかりではありませんが、各々が得意種目なり新たな種目なりに挑戦しているオールラウンドなサークルの印象がありますね。
ホームページにある教本は様々な場面で活躍しているそうです。数少ないFMC解説もあります。
毎年駒場祭でWCA公式大会(東大大会, UT Open)を開催していることは大きな特徴ですね。

・筑波大学 TsuCube HP Twitter
東大と同時期に設立されたサークルです。
片手部門と難解な立体パズルの攻略でハイレベルな印象がありますね。
ホームページには扱っているパズルの紹介もあります。
筑波は大学の近くに住む人が多いためか、キューブに限らず様々な面でメンバーの交流が深く仲の良い印象があります。サークルでもキューブ以外の活動で盛り上がることもあるそうです。
こないだBBQとかやってましたしね。

・早稲田大学 WRCC HP Twitter
TRCCに早稲田から参加していた方が2010年に立てたサークルです。
理工キャンパスの食堂「馬車道」で金曜放課後に活動しています。
「目隠しサークル」の異名を持ち(要出典)目隠し系競技に強いメンバーが多いです。
ホームページには目隠し競技に関する解説もありますね。(2014年11月現在執筆中のようです)
かつて目隠し競技を中心にした大会「早稲田頭脳戦(2012年)」を開催したこともありました。

・京都大学 KUbers Blog Twitter
2012年に設立された、同志社以来となる関西のキューブサークルです。
カフェテリア・ルネでの活動が主なようです。
はっきり「スピードキュービング」を目的にしているというだけあって何と言っても3x3x3競技のレベルの高さは間違いなく日本一です。
そうかと思えば他の競技も日本トップレベルばかりだったりと、実力はすさまじいものです。
ときどき外部の方も参加されているようなので、関西の方は参加してみては?

・慶應義塾大学 KRCC HP Twitter
2012年に慶應にできたサークルで、日吉で活動しています。
正直行ったことないのであまりよく知りませんすいません。たぶん3x3x3中心っぽいです。
他のサークルより女性率が高いらしい。

・東北大学 Blog Twitter
2014年に発足した、東北地方初のキューブサークルです。
こちらも行ったことないですが、Twitterなどを見る限り非常に盛り上がっている印象がありますね。
発足期ということもあって各メンバーがいろいろ挑戦しながらみるみる成長しています。
Twitterのヘッダ画像とかいろいろラブライブ押し。

・北海道大学 Twitter
Twitterアカウントがありメンバーも複数いるようなのですが活動状況は私は確認していません。
札幌大会にも1人参加していたようです。
北海道のようにキューブの集まりの少ないところではぜひ存続してほしいものです。

・静岡大学 Twitter
パズルサークルの名前ですがメインはキューブのようです。
Twitterでしか確認していないのですが、活動は始まっているようで期待です。

大学対抗戦

さて、大学サークルの話なのでちょっと大学対抗戦についても触れておきましょう。
TRCC主催の大会、スピードキュービング東大大会は2010年を最初に駒場祭内で5回開催されています。
特に第2回の2011年からは非公式種目として大学対抗戦が開催されています。
ルールは同じ大学(院、勤務含む)に所属する4人でチームを組んでそれぞれ1個ずつ、リレー形式でキューブを解いてその合計タイムで競うというもの。
これまでの結果は以下のようになっています。(順位順)
2011 東大/東工大/筑波/慶應/専修/早稲田 詳細
2012 筑波/東工大/東大/早稲田/慶應 詳細
2013 京大/東大/明治/慶應/早稲田/筑波 詳細
2014 筑波/京大/東大/慶應/早稲田/明治 詳細
明治はキューブサークルはないですが毎年チームを作って好タイムを記録しています。
年々レベルも高くなっており、2014年は参加チームすべてがsub80を達成(=1人あたり20秒未満)とメンバーが揃ってきた感があります。
もう1分は切らないと到底勝てない世界になっています。

また、毎年東大大会を開幕戦に、世界中の大学が同じスクランブルでオンラインで競っています。
詳細 : Cubefreak -World Inter-University Cube Relay- (英語サイト)
海外の名だたる大学も名を連ねていますね。

大学サークルに参加してみよう

さて、キューブ界はオンラインでの交流はTwitterなどで盛んですが、実際に人に会って交流するというところは最初はハードルが高いようです。
定例会なども開催れていますが、頻度と地域が限定されてしまうのはネックですね。
そこで(学生の方は)大学サークルに参加してみてはいかがでしょうか。
実際に顔を合わせ、その場で話したり解き方を見せたりして技術的な交流を持つことはレベルアップにつながりますし、大会などに参加してみたときにもスムーズに交流ができるようになるのではないかと思います。
また、目的の種目に強いサークルに参加して発展的な技術を得るのも良いでしょう。
大会参加で遠征するついでにその前後にサークルに寄るという例もあるようです。

サークルにより運営方針は異なり参加資格もまちまちなので事前に連絡を入れて了解を得る必要はありますが、多くの場合学生であれば参加可能かと思われます。
例えばTRCCはメンバー参加は大学生、大学院生、専門学校生が基本の参加資格ですがその他の方が参加されたこともあります。
※あくまで大学のサークルであってオフ会会場を提供するのが目的ではないことはご理解ください。

長くなってしまったのでとりあえずこんなところで。
第2弾は(書く余力があれば)キューブサークルを立ち上げたいという人向けにでも書いてみたいと思います。

文責 : 田Φ

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