Cube Voyage

ルービックキューブの速いそろえ方、解き方、最速攻略法、解法、スピードキューブ、LBL法など

Cubing Practice Tips

原文:https://www.cubeskills.com/blog/cubing-practice-tips

下記の記事は私が2,3年前に投稿したものに加筆修正をしたものである。ここに、この改訂版を載せることは非常にいい考えだと思った。この記事では、効果的な練習のためのいくつか基本的なコツを概説していきたいと思う。CubeSkillsのページ内にある、”Practicing”というタイトルの記事は、効果的な練習について広い範囲でもっと深く言及している。練習時間を最大限活用したいと思ったら、下記の事をぜひ参考にして頂きたい。
これらのコツはすべて私自身の意見と経験に基づいたものである。異なる観点や考えを持っている方がいれば、ぜひコメント欄で意見を残してもらいたい。

練習したいと思ったときにのみ練習しよう
全てのキューバ―がそうではないが、ほとんどのキューバーは自身の趣味としてキューブを回している。世界レベルのキューバー達も、キューブが楽しいから練習しているのだ。別の言い方で言えば、彼らはタイムを競うこと、そしてそのために必要な練習をも楽しんで行っている。
キューブを解くという事は決して退屈な事になるべきではない。そして、練習を自身に強制するという事は正しい考えではないと私は思う。能動的にモチベーションを上げ、今やっている事を楽しむ方が良いだろう。もし、君がこのブログを見ているなら、十中八九それは君がキューブを好きだという良いサインだ。気が向かないときに練習をするというのは失敗への不満となり、スピードキューブの楽しみがどんどんなくなっていってしまう。それが生産的でないとまでは言わないが、モチベーションがないのであれば、練習の効率も悪くなってしまうということだ。
私の練習量は日によって全然違う。忙しすぎて練習時間が全く取れない日もあるし、数時間もずっと練習している日もある。例えあなたが全く疲れない人間だったとしても「あまりにも多く」練習するというのは不可能だと、私は思う。

「休息は上達に繋がる」 – Stefan Huber
キューブをしない期間を作ることを怖がらないでほしい。キューブに一週間の間触れてなかった人が直後、実際にPBを出したという話をしばしば聞く。どうしてそんなことが起こるのか全くわからないが、少しの間キューブをやらないというのは明らかに効果があるようだ。必ずまたやるという意思を持って物事から離れると、潜在意識下での処理が実際に起きるという著述もあるようだ。
技術がある一定のレベルに達すると退歩しにくくなるという点で、ほとんどの場合、キューブの技術は累積していく。長いブランクの後に以前のスピードまで戻す事は、あまり多くの努力を必要としないだろう。とはいえ、私はそこまで長くキューブから離れていたことはないのだが。

意識的(目的をもった)練習 対 無意識的(反復)練習
まず、意識的練習というものを、スピードキューブの知識全体を向上させるための練習と定義する。例えば以下のようなものが挙げられる。
 ・新しい手順を覚えて練習する
 ・新しい解法を学ぶ
 ・違う方法で解いて実験をしてみる
 ・速い人のソルブ例を見て、自身の欠点を理解する
 ・一つのパートのみを集中して練習する
 ・キューブを完成させることなく、手順などの反復練習を行う
 ・新しい指使いを学ぶ
無意識的練習とは、できるだけ速くキューブを解くという目的のもと、タイムを計測して平均の記録を出すというものとする。これを行うことで、意識的練習のときに習得した判断や手順などを実際に使い、最終的には無意識に回せるようになる。意識的練習と無意識的練習の比率を調整する事がかなり大切なのではないかと思う。今の自分の覚えている解法、技術などに満足しているなら、少なくとも50%以上の練習時間を無意識的練習にあてるべきだ。練習や技術の獲得について調べた人の多くは、上達には意識的練習が最も重要だという結論に達するだろう。私もそれについては同意するが、それにはスピードキューブが持つ手順の実行、先読み、効率などといったいくつかの側面を習得するのに長い時間を要するだろうとも思う。だからこそ多くの無意識的練習が必要となるのだ。私の経験ではほとんどの上達は無意識的練習からきていた(ただこれは、自分が運よく正しい判断ができ、悪いクセなどがほとんどつかなかったというだけかもしれない)。もし根本的にソルブを向上させたい、もっと効率的に解けるようになりたいなら、意識的練習に多くの時間を割こう。あなたが自分自身のソルブの特定の部分について不満があるのなら、そこを重点的に練習するのはとても理にかなっていることだ。そしてこのサイトの練習ビデオでは、それらについての議論を行っている。
私の練習時間の内の50%は無意識的練習だということを知ってもらいたい。速くなれば速くなるほど、無意識的練習が練習時間の割合の多くを占めるようになるものなのだ。

練習計画?
私は自分に厳しく練習を強制したことはない。ある時にある特定の競技を練習したくなくなるという事はないだろうか。3×3×3の練習をしたい気分であるときに、5×5×5の練習スケジュールを組んでいるとしたら、それは逆効果だ。君が習慣的な、計画だてられた練習を本当に好んでない限り、そういった練習は避けるべきだ。また、練習量や日々の成長を追うことを楽しめる人なら、そういった練習は価値のあるものになるだろう。
私にとっては緩いスケジュールというものが合っていると思う。自分がやっているスケジューリングというのは、ある期間においてどの競技を練習すべきか考えるという位のものだから、辛うじて何もやっていなくはない程度だ。大きな大会で多くの種目に参加したい場合は、上記のようにすることがとても有用だと思う。また、比較的小さい規模の大会に出る場合には、その大会で出場する種目を絞って、2,3週間前からその種目のみ練習することをお勧めする。
 
成長が遅くても落胆することはない
正しいことを練習していれば、それは良い練習であるはずだ。もし、君のタイムが数ヶ月変わらなかったとしても、全く心配することはない。全体的に、キューブにおいての成長とはとても緩やかなものだが、比較的大きなタイムの伸びによって、成長速度に対しての意識付けがしばしば起こっている。初心者の成長はたしかに速い。しかし、タイムが縮むにつれてその速度は遅くなっていくものである。
しばしば長い期間のスランプに陥ることもあるだろう。そしてそれはやる気を簡単に削いでくる。しかし、これだけは覚えておいてほしい。練習は最終的には実を結ぶものであり、日によって1,2秒の後退がみられることは普通のことなのだ。私も17,18秒辺りの頃しばらく伸び悩んだが、数週間後、魔法のように平均16秒を出せるようになった。タイムの停滞とは誰にでも起こる、ごく普通のことなのだ。

良きキューブライフを!
Feliks

(2017/4/26翻訳 翻訳者:もりりん)

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