BLDの裏技(おとさんからの寄稿)
みなさんこんにちは。今、日本ではBLDのレベルが急上昇しています。sub40達成者は2年前は0人でしたが今では5人になっています。私もとても驚いています。
そんな中皆さんが気になるのは、BLDを得意にする方法ではないでしょうか。この記事は、BLDをもっと得意な競技にしたいという人全員に向けて書きました。ちょっとした裏技を紹介しますが、もしかしたら、その「ちょっとした裏技」で、大きな変化を遂げる人もいるかもしれません。そういう人が少しでもいたら幸いです。
記憶パートの裏技
①声を出す
これは実は大事なことです。例えば歌詞を覚えるとしましょう。頭の中で歌詞を再現するだけではなかなか覚えられません。しかし実際に声に出せば、頭に入りやすくなります。ですから、レターペアで作った文章も単なる文字列も声を積極的に出して覚えましょう。できたら大きな声を出してみましょう。その方が脳に強い刺激を与えるので、より覚えやすくなるはずです。
②大胆な文章をつくる
レターペアで大切なことは、できるだけ大胆な文章をつくるということです。例えば、桶(オケ)にタコ(タコ)が入っていたので砂(スナ)をかけた という文章にするよりも、桶でタコをたくさん叩いたら、砂を吐かれた という文章の方が面白く記憶に残りやすいです。実行中忘れてしまう原因は、大胆な文章をつくれていないということもよくあります。
③指で文字数を数えない
指で文字数を数える人をよく見かけます。しかしそれは、記憶時間を余計に長くしています。確かに文字数を数えるのは、パリティがあるかどうかを調べる方法の一つかもしれません。ですが、思い切って記憶時に数えるのをやめましょう!では文字が奇数個なのかどうかはどうすればわかるようになるのでしょうか。それは、実行パートの裏技で教えたいと思います。
④画像で覚える
いわゆるビジュアル記憶を取り入れるということです。この方法はコーナーファーストの人はコーナーを覚えるときに採用し、エッジファーストの人はエッジを覚えるときに使いましょう。私は、エッジの最初8文字は文字記憶(もちろん、文字数は数えていません。感覚で8文字であるかどうかはわかります。)で、残りの文字はビジュアル記憶です。またEOやCOもこの記憶方法で覚えましょう。
実行パートの裏技
①止まらずに実行する
これは大切です。覚えた文字をスラスラと思い出すということを意識して、できるだけ止まらないようにしましょう。
②2文字ずつ思い出す
これは案外必要不可欠な技かもしれません。この方法はM2法で実行するときに大きな力を発揮します。M2法ではUF、FU、BD、DBが偶数番目にきたときは、本来の手順とはちがう手順を回さなければいけません。ですから、偶数番目の文字は何かを確認するのですが、そ れは実行時にすればいいのです。きしてなそたぬとかせいこ という文字列を実行するとします。2文字ずつ思い出せば、きし・てな・そ
な・ぬと・かせ・いこ というふうになります。そうすれば、2文字わけたときのそれぞれの2番目の文字、つまりこの場合、し、な、た、と、せ、こが偶数番目の文字であるということが分かります。
また、文字が奇数個なのか偶数個なのかも分かります。2文字ずつ思い出していって、文字が1個余った場合は奇数個、余った文字が0個だったら偶数個になります。
以上で裏技の説明を終わりにします。何か役に立ったものはあったでしょうか。あったら、ぜひそれをどんどん活用していっちゃってください。日本のBLDがより成長すればうれしいです。
(2016年5月11日 おと)