CLL・AntiCLL
このページでは、CLLを覚えるコツや応用テクニックであるAntiCLLについて説明していきます。
個々の手順はあまり載せません。手順一覧はこれを見てください!
Cyotheking
AlgDb
よくある質問
☆判断基準がわかりません。全部一緒に見えます
基本的なことはOLLのCP判断で説明しているので、まずはそれを理解しておいてください。
ポイントとしては、同色および対面色の関係を把握すること、そして上だけでなく側面も見ることが重要です。
1つ具体例を挙げてみます。
上の2つのパターンは、どちらも同じパターンで、色が違うだけです。左はU面が黄色、右はU面が緑色です。
このように色が全然違うものを同じパターンだと認識するためには、ルービックキューブの配色、特に図のように同じ色がある場所と対面色がある場所に着目することが重要です。
ルービックキューブの対面色の関係、すなわち白⇔黄色、赤⇔オレンジ、青⇔緑の色の関係は常に成り立っています。この関係を利用することで、上面の色が変わってもパターンの判別ができるようになります。
もう一つみてみましょう。
上の2つのパターンは、上面だけを見るとどちらも対面色の2つが入っているL caseのパターンです。上面を見るだけでは、パターンの違いは分かりません。
しかし、側面を見てみると、それぞれ対称の別パターンになっていることが分かります。
このように、上面と側面を同時に見ることで判別が可能になるケースも多いです。
☆覚える順番のオススメはありますか?
まずはH caseとPi caseを覚えましょう。これらは上面が全て揃っていないため、側面を見る必要がなく判断を覚えやすいです。
また、Hは4パターンしかない(他のCLLは6パターン)ので、少々楽に覚えられます。
次はT,U,Lのいずれかがオススメです。
SuneおよびAntiSuneはかなり難しいので、最後にまわしましょう。
また、いくつかの手順は3x3のOLLの手順をそのまま使えます。
例えば上の画像で出したCLLの F R U' R' U' R U R' F' や F R' F' R U R U' R' は3x3の下のOLLパターンの手順になっています。
このような手順はいくつか存在するので、それを優先的に覚えるのもアリです。
☆SuneとAntiSuneの判断が難しすぎるんですが
気合です。頑張って覚えてください。
☆似たような手順ばっかりで覚えられない
気合です。頑張って覚えてください。
AntiCLLについて
対角交換の不完全1面ができた場合、そのままCLLを使うとアンラッキーであるD面のみ対角交換が発生してしまいます。
しかし、逆に上面も対角交換になった場合は、R2 F2 R2というとても簡単な手順で揃えられます。
では、CLLを利用して確実に上面に対角交換が残るようにすれば……?というのが、AntiCLLというテクニックです。
具体例を一つ挙げておきます。
左のケースは何度も書いているF R U' R' U' R U R' F'のパターンです。そして、右のケースはこの手順をすると対角交換が残るパターンです。色の関係も、ちょうど逆になっているのがわかります。
右のケースを、D面が対角交換の不完全1面になっている状態から行うと、一番簡単なPBLが残ります。
このとき、普通にR2 F2 R2とやってもよいのですが、最後の1手がFで終わっているので、F2 R2 F2(もしくはF2 R2 B2)を使うことで手順のキャンセルを起こすことができます。
このケースでは、
F R U' R' U' R U R' F' + F2 R2 F2
↓
F R U' R' U' R U R' F R2 F2
と回せばよいことになります。
この例のように、AntiCLLの場合は3手の手順を使い分けることで、必ずCLLとPBLのキャンセルを起こすことができます。
CLLとAntiCLLを身に付ければ、平均3秒台は簡単に出せるようになります。上を目指す方は、ぜひ身につけましょう!