ルービックキューブをメンテナンスしよう!
※このページの情報は、すべて2013年現在のものです。
※「回しやすいルービックキューブを使おう!」を読んでいない方は先にそちらをお読み下さい。
回しやすい構造のルービックキューブを手に入れる事はできましたが、これではまだ不十分です。
ここからキューブを回しやすくするためにメンテナンスを行うことが必要です。
なぜメンテナンスが必要なのか?
ルービックキューブをずっと回していると、プラスチックが少しずつ削れてきます。それによって出てきたカスやホコリが溝にたまると、回転が悪くなってきます。またホコリを取り除いたとしても、摩耗によって回しごこちがだんだん変化してきます。
キューブの性能は練習効率や成長スピードにも影響しますので、自分の好みに合わせて適度にカスタマイズし、回しやすくしていくことが必要です。
何をすればよいのか?
大きく分けて3つのメンテナンスがあります。
・内部の掃除
・潤滑剤注入
・センター調整
順に見ていきましょう。
内部の掃除
内部にホコリがたまると回転が悪くなります。定期的に掃除しましょう。
やり方は以下のとおりです。
①分解する
まずはキューブを分解しましょう。
分解のコツは、写真のように面を45度ずらしてエッジを取り外すことです。
DaYan ZhanChiの場合、エッジをねじるようにすると取り外しやすいです。
ただし力を入れすぎるとパーツが壊れる可能性もありますので十分注意しましょう。
取り外せない場合はセンターの蓋を開け、ネジをゆるめて外しましょう。(詳しくは後述します)
②ホコリをふき取る
ティッシュなどでホコリを十分に拭き取りましょう。内部がベタついていることもあるのでそれもしっかり拭き取りましょう。
私のオススメはウエットティッシュです。ベタつきもうまく取ることができます。
③組み立て
分解と逆に組み立てていけばOKです。
最後のエッジが入りにくいので、パーツを壊さないよう注意しましょう。
潤滑剤注入
潤滑剤を入れると、キューブの回転が非常に滑らかになります。一度入れてみるとその違いに驚くことでしょう。
また、内部が削れてカスが溜まるのを防ぐ効果もあります。
潤滑剤もいろいろありますが、「シリコンスプレー」が一般的によく使われています。ホームセンターなどで販売しています。
また、triboxでも販売しています。
シリコンスプレー以外でも大体大丈夫ですが、注意点として無溶剤タイプを使うようにしましょう。溶剤が入ったものはプラスチックを溶かしてしまう可能性があります。
多くがスプレータイプだと思うので、管を隙間に突っ込んで入れましょう。
量ですが、基本的にこれでもかという位たくさん入れてください。どうせ使っているうちに切れてきますし、少ないと効果を十分に発揮できません。
隙間から漏れてくるものは拭き取ってください。
センター調整
キューブのセンター部分はフタになっていて、これを開けるとネジが入っています。これを締めたり緩めたりすることで回しごこちを自由に変える事ができます。
(できないタイプもあります)
自分の好みに合わせて自由に調節しましょう。
ただしいくつか注意点があります。
①緩めすぎには注意
ネジを緩くしすぎると、回している途中にパーツが外れてしまう事があります(POPといいます)。大会では競技中にPOPしてもタイマーは動き続けるので、大きくタイムロスをすることになります。
それだけでなく、緩くしすぎると全体がグンニャリとした感じになり、うまく回せなくなることもあります。
緩いのが好きな人もいますが、あまりお勧めはしません。
②締め具合は全て同じくらいに
面によって回し心地が違うとソルブが安定しません。締め方は6面で同じくらいになるようにしましょう。
締め具合は、キューブを持って左右に開くことで確認できます。
おわりに
これであなたも「回しやすいルービックキューブ」を手に入れられます。
ルービックキューブを早く揃えようと思った場合、回しやすいキューブを使っていることは最低条件になります。回しにくいなと感じたら随時メンテナンスを行っていくようにしましょう。