Cube Voyage

ルービックキューブの速いそろえ方、解き方、最速攻略法、解法、スピードキューブ、LBL法など

20秒が切れない人へのアドバイス-「20秒の壁」を越える-

「平均20秒まであと少しなのにタイムがぜんぜん伸びなくなってきた……」と悩んでいる人へのアドバイスやヒントを掲載しています。

解法・手順の目安

・PLLが全て使える
・F2Lの基本テクニックを使えている
(裏F2L、抜き手順、空きスロットなど)

裏F2L、抜き手順、空きスロットなどのテクニックは20秒を切るにあたって、完璧にとはいかずともある程度のレベルが必要になってくるでしょう。
抜き手順はそこまで難しくありませんが、裏F2Lや空きスロットをしっかり使いこなすのはかなりの練習を要します。
逆に、「裏F2L」や「空きスロット」を有効活用できればタイムの大幅な短縮につながります。普段の練習のなかで、速く揃えるだけでなく「効率よく揃える練習」をしてみるとよいでしょう。

OLLは覚えているに越したことはありませんが、覚えていなくても20秒切りは十分可能です。伸び悩んでいるようなら、手順や判断が簡単なものから少しずつ覚えていくとよいでしょう。

アドバイス

20秒でキューブを揃えるうえで、各ステップの時間の目安は

クロス 4秒
F2L 9秒
OLL+PLL 7秒

といった感じになります。
これを基準として、自分のソルブのステップ毎のタイムを見直してみましょう。
各ステップ毎にアドバイスを書いていきますので、特に遅い部分がある人はそこを重点的に読んで実践してみて下さい。
特に遅い部分がなく、全体的に少しずつ遅いという人(ほとんどの人がそうだと思いますが)は、全体的にいろいろ読んで試してみて下さい。

が。その前に。

20秒を切るにあたって、そしてここから先タイムを伸ばすにあたって、決して忘れてはいけないことがあります。
それは、

「考えて練習する」

ということです。

こことかその他いろんな場所でアドバイスを受けると思いますが、それを単に言われたとおりこなすだけではほとんど意味がありません。
そのアドバイスで言われている解法やテクニックや手順、それが何を指すのか、どういう意味があるのか、なぜそれをやると速くなるのか、それをさらに応用して何かできないか、その他もろもろ、それらを含めて全て自分で考えながらやらなければいけません。
そうしなければ、そのアドバイスで少しタイムが伸びたとしても、その先がありません。自分で考えてその意味を掴むからこそ、タイムが伸びてゆき、更なる上昇が望めるのです。
大事なのはアドバイスそのものではありません。アドバイスの裏にある「考え方」を知ることがとても重要なのです。

また、アドバイスに限らず、普段練習していく中でも、「速くそろえるためにはどうすればいいのか」「自分のソルブで直すべき所はないか」「どうやったらそれを直すことができるのか」という風に、常に考えながら練習していくことが、上達のためにとても重要です。

まあ、これの意味が真に分かっている人は多分アドバイスなんて必要ないと思いますが。
アドバイスなんてそういうもんですよ。残念ながら。

話を戻しましょう。
パート毎のアドバイスです。

・クロス
クロスというのは、人によっては実はかなり無駄な回し方をしていることがあります。
「どんなクロスも8手以内で揃う」という話は結構有名かと思いますが、8手と言わず今自分がやっているクロスに無駄な部分は無いか、もう少し短縮できる部分はないか、1度考えてみてください。
そして、クロスが遅い要因のもう一つは「クロスを覚え切れていない」ということです。
インスペクションタイムの間にクロスへの道筋が見えていますか?
もう少し上のレベルだとクロスの間にF2Lを探したりしますが、そこまでいかずともクロスを回している最中に迷うということが無いようにはしたいものです。
先ほどのアドバイスと矛盾している気もしますが、必ずしも「最小手数」が「最適解」であるとは限りません。場合によっては手数の短さよりも覚えやすさや回しやすさを優先したほうがいい場合もありますので、そのあたりもいろいろ試してみましょう。
クロスは非常に頭を使う部分ですので、とにかくいろいろ練習して調べてみるとよいと思います。

・F2L
F2Lは先読みが全てです。指の速さが十分にあれば先読みができていなくても20秒は切れるのですが、伸び悩んでいるという人は先読みの技術をある程度身につけていく必要があるでしょう。

先読みの大事さを教えてくれるものとして、「ゆっくり回し」があります。
先読みをすることを最優先として、自分が先読みをし続けられる限界速まで回すスピードを落とすのです。
調子にもよりますが、たまにやるとびっくりするようなタイムが出ることがあります。これはレベルにかかわらず有効だったりします。

ただ、これはあくまで「早く揃えるための手段」であって、「実力を伸ばすための手段」にはなり得ません。
回す力80%では練習にならないので(実際いいタイムは出るんですがね)、ウォーミングアップの時、不調の時、大会の時などに使ってみるといいかと思います。

練習に最も適した揃え方とは「目がついていくギリギリまで速度を上げて回す」もしくは「回す速度を最優先にしてそれに目がついていくようにする」ではないか、というのが現在上級者が概ね賛同する意見のようですので、それを意識して練習してみるといいんではないかと思います。

また先読みができるようになるために、先読みをすることを意識して練習することが大事です。
具体的な練習方法をいくつか紹介します。

F2Lではついつい今揃えているパーツに目がいってしまうものなのですが(揃っているか確認したくなってしまいますよね)、これを見ないようにしなければ先読みは始まりません。
それができるようになるために、まずは「2つのパーツを確認したら目をつぶって揃える」という練習をしてみましょう。先読みのためにはパーツを見ずに揃えられることが第一条件です。

それがほぼ完璧にできるようなら、次は「今揃えているパーツを意識的に見ないようにして揃える」という練習をしてみてください。
「次のパーツを探そう!」という意識よりも「今のパーツを見ないようにしよう!」という意識を持った方が、意外と先読みしやすかったりすることもあります。

先読みはタイムが短くなるにつれ重要性が増してくるので、早いうちから練習しておいて損はないでしょう。

・OLL、PLL

鍛錬が足りない。

まず、手順が遅いものでないか、もっと早い手順が無いかをいろいろ調べてみましょう。
twitterや大会などで「このOLLのいい手順ないっすかー」とか聞けば多分答えてくれるんじゃないっすかね(投げやり)

また、手順が同じでも回し方が良くないということがかなりあるようです。
具体例を挙げると、コーナーOLLのPiと呼ばれる手順です。

この手順は「R U2 R2 U’ R2 U’ R2 U2 R」というのが有名ですが、3つあるR2をどういう向きで回すかによって、回しやすさがかなり違ってきます。にもかかわらず、回しにくい回し方をしている人が少なくありません。
1つ目と3つ目をR’2(手前に回転)にするのがメジャーな回し方です。これが一番回しやすいはずです。
皆さんはどう回しているでしょうか。

自分では「この手順はこう回す!」という固定観念がついてしまっている場合が多いので、動画を漁ってみるとか、大会・オフ会に参加して聞いてみるとかするといいんではないかと思います。特にオフ会はオススメです。

これを踏まえて次にすることは、やはり練習ですね。
その手順をいかに早くこなせるか。特に覚えたてのうちはその手順だけ何度も練習して、指に染み込ませてください。

あと、意外と忘れがちなのがLLの判断の早さです。
OLLの判断は、F2Lの最後のスロットをやっている時に、どのエッジが反転しているかなどを頑張れば読めたりするので、その辺もやってみましょう。
PLLは、いかに少ない面で読めるかが勝負です。理論上は2つの側面を見ればどのPLLか判別がつくはずですので、F面とR面だけで判断できるように練習してみるといいかもしれません。ただ僕も3面見てしまうことはちょくちょくあるので、今のレベルで無理してやらなくてもいいかなと思います。時々意識してみたらどうかな?程度ですね。
LL両方で言えるのは見た瞬間での判断ですね。これも意識して練習する必要があると思います。

こんなところでしょうか。

20秒。キュービストの実力を示す一つのラインとして、スピードキューブ創成期からずっと存在し続けてきました。
「20秒の壁」は、その頃から多くの人を悩ませてきました。僕も悩まされました。

ただ、最近はこれをあっさりと抜けてしまう人も多いです。
そこにあった壁はもう後退しつつあるのかもしれません。

今の時代、20秒というのは、ご老人などでなければ誰でも超えられるレベルだと僕は信じています。
常人の理解を超えた、10秒台の世界へ。あなたも必ず辿り着けるはずです。
応援しています。頑張ってください。

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