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裏F2L、抜き手順、空きスロット

前の「F2Lの手順は『覚えなくていい』!?」で、F2Lの仕組みを説明しました。
F2Lの仕組みを理解できれば、それを利用してさまざまな応用を行う事ができます。
このページではその中から最も基本的な3つのテクニック、「裏F2L」「抜き手順」「空きスロット」について説明します。

裏F2L

手順集にある手順は全て手前のスロットを揃えるためのものです。ただこれでは揃えている時にいちいちスロットを手前に持ってこなければならず、手間がかかります。
これを解消するために、後ろにあるスロットを直接揃えるというのが裏F2Lの考え方です。中級編のステップ2+の③で説明したものと同じ考え方です。
例えば、

この場合はわざわざ(u2)と持ち替えなくても、U2 R’ U Rで直接揃えることができますね。

scramble:(クロス色を下に。説明では黄色U、青F)R’ U’ R U2′ R’ U R

これはQ1のパターンですが、この場合もR’ U’ R でIT化してU2 R’ U R とすることで、一切持ち替えずに揃えることができます。

持ち替えを減らすことで、単純にタイムを短縮できるだけでなくパーツの位置の把握も簡単になります。

この裏F2Lですが、手順は基本的に覚えるものではありません。というのもこれを全て手順化すると数が多くなりすぎるからです。基本パターンを応用してその場で考えて揃え、少しずつ身につけていくのが普通です。最初のうちは難しいですが、少しずつでも使えるようにしていきましょう。

抜き手順

F2Lの2つのパーツがそれぞれ違う場所に入っている場合、これをU面に持ってこなければいけません。しかし一度上に出してから揃えるというのは面倒です。
ならば上に出す際にIT化を行ってしまおうというのが抜き手順の考え方です。
抜き「手順」といっていますが、新しい手順を覚える必要は全くありません。

例えばこれはG2のパターンで、U’ R U’ R’ U2 R U’ R’で揃えることができます。
この手順は、U’ R U’ R’ までがIT化、U2 R U’ R’ がスロットインです。

scramble:(クロス色を下に。説明では黄色U、緑F)L U L’ R U R’ U

次にこれを揃えることを考えてみましょう。
先ほどの手順を利用すれば、U’ R U’ R’ によってIT化までを行うことができます。
そしてこれをLBスロットにL U’ L’ でスロットインすればよいのです。

このように抜き手順は基本パターンの応用だけでできます。これが出来るのと出来ないのとではかなり手数が変わってくるので、必ずマスターするようにしましょう。

空きスロット

IT化というのは、空いているスロットを利用してF2LのパーツをIかTのパターンに持っていくことです。

この「空いている」というのがポイントです。
空いてさえいればどこでもいいのです。
まだ揃っていないスロットをIT化に用いるのが、「空きスロット」というテクニックです。

そのパーツが入るべきスロットのことを「ホームスロット」、まだ揃っていないスロットで、ホームスロット以外のものを「空きスロット」と呼びます。
F2Lを揃える時、特にIT化の時に、ホームスロットではなく空きスロットを利用するのが「空きスロット」というテクニックです。
(スロットの名前としての「空きスロット」、テクニックとしての「空きスロット」の両方があります。混同しないようにしてください。)

具体的に見てみましょう。

scramble:(クロス色を下に。説明では黄U、青F) F2 D2 L D’ B2 U’ R U’ L2 R D’ U B’ U’ B’ U R’

FRのペア(説明では赤と青のペア)に注目してください。

この場合ですが、空きスロットを使わない場合だと
(u) U L’ U L U’ (u’) R U R’
となります。2回持ち替えるのでかなり面倒です。

しかしいま左のFLスロットが空いているので、これを利用すると
U2 L’ U L U2 R U R’
となり、持ち替えをなくすことができます。

UがU2になっているので回す量は増えていますが、持ち替えるよりは回す量が多くなったほうがだいぶマシです。実際に回してみるとわかると思います。

さらに奥のBRスロットが開いているので、先ほど説明した裏F2Lも合わせて使えば
R’ U R R U R’  (間のRRはR2で短縮可能)
となり、持ち替えに加えて手順を大きく減らすことができます。
このように、空きスロットという考え方を身につけられれば、タイムの大幅な短縮に繋がります。

注意点としては、間違って揃っているスロットを使ってはいけないということです。このためには、
「今どこのスロットが揃っていてどこが揃っていないのか」
を正確に把握しておく必要があります。
最初は確認しながらでもいいですが、最終的にはスロットを全く見ずに使えるようにしましょう。
これがバッチリできるようになるには結構な鍛錬が必要です。頑張ってください。

このように、F2Lは工夫次第で大きく手数や時間を短縮することが可能です。
F2Lにはここに掲載しきれないほど沢山のテクニックが存在しますので、自分でいろいろ考えてみたり、いろんなサイトや動画を探してみたりしていってください。

参考ページ:speedcubingの道 3x3x3

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